海賊マリオの航海日誌

2010/4/14 白ウサギの噂を聞いた
ニューヘイブンで歓談した

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白ウサギ、つっても、因幡のアレじゃねえ。イースターのウサギだ。
ヘイブンじゃ、そいつがもっぱらの評判だぜ。
ピエルっちが、変わったバスケットをもらってた。菓子だの草だのが出てくるんだってさ。
うっほ、おもしれえ。
まあ、ウサギの周りとか、バッチリPKが張り込んでるっぽいけどな。ぐはっははははは。
けろぴがキルト（だけ）持っていかれて、短パンでウロついてたぜ。短パンだけじゃスースーするってさ。うははははっはは。
てか、ガーゴって短パンだったんだな。知らなかったぜ！


ヤツとの再会は、意外に早く巡ってきた。
見覚えのある裸マントだと思ったら、ヤツだった。

ヤツは、ニューヘイブンの銀行前で、だいこくっちに布教を試みていた。
サーヘルパーの目を盗んでの布教だ。まあ、あれだ、アレは、ヘイブン条例の軽犯罪に当たるのかもしれねえ、そこは、マイノリティーの悲しい運命だ。ぐはっはははははは。

「もしもし、そこのアナタ」
てめ、口調が別人じゃねーか。「あなたの狩場を教えていただけませんか？」

「おかしなカッコしとるし・・・」
と正直な感想を告げるだいこくっちに、ヤツは猫なで声で営業トークを続けた。
「すぐ駆けつけますよ、ええ、こんばんは」「アナタがダンジョンで苦しんでいる時」「一発で」

「楽」

何言いかけたんだおい。

「えとー」「ワシの狩場は」

ヤツの目が、獲物を狙うハンターのようにギラリと光った。

「〇〇〇に行くくらいで・・・〇〇万くらいしか・・・」けっこう詳細に台所事情を説明するだいこくっち。

「（ くくく ）」
だいこくっちの返答を聞いたヤツは、ひどく満足そうに微笑んだ。
まあ、あれだ。なんてーか、心の声がダダ漏れだけどよ。

布教は難航しているようだった。既に、サーヘルパーにも目を付けられている。
だが、ヤツは、きっと諦めねえ。
なにがあろうとも、己の信念をかけ、己を信じて道を進むだろう。

てか。

骨鎧って、鎧じゃねえのか。



ファッションOK。

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